古橋洋子氏


元・埼玉医科大学短期大学教授
現・臨床看護学研究所主任研究員

病院の入院期間が20日と短くなり、高齢者医療や在宅医療への関心が高まっています。この現実から看護も高度の知識が求められ大きな変化をみようとしている渦の中にあります。社会の要請もあり、施設内の看護(病院等)に主眼が置かれていた教育から、施設外の看護(在宅看護)の必要性があり教育カリキュラムが平成9年4月から大きく変化します。
このような社会環境の変化にともない看護の現状も変わっております。具体的には、外来通院から入院・退院・在宅と継続的に行う看護体制として現在進んでいます。そのため地域との連携のもち方の工夫が必要になっています。また、入院患者への対応もプライマリーナーシングとして、入院時から退院まで一人の看護婦がすべて責任をもち看護独自の判断をくだしながら看護介入しようとする体制に変化しています。
このような流れは、患者の個別性にあわせながらより効果のある看護をめざすこと及び質の高い看護介入をめざすことを目的として進んでいます。